「ビートルズの食卓」松生恒夫著

公開日: 更新日:

 ビートルズ・フリークの内科医が、伝説のバンドの現役時代と、解散後の各人の食生活に注目し、その活力の秘密を解説した異色の健康本。

 ジョン・レノンは40歳で無念の死を遂げ、ジョージ・ハリスンも58歳で病死したが、今年78歳のポール・マッカートニーと80歳のリンゴ・スターは今も現役で音楽活動を続けている。各人の40代の写真を見ると、同年代の男性に比較してスリムなことが分かる。その理由は、30代の頃からそれぞれの理由で「菜食を中心とする食生活」にたどり着き実践していたからだという。

 資料を駆使して、デビュー前、そして人気絶頂のビートルズ時代の食生活を明らかにする一方で、彼らがどのように菜食主義に至ったのか解説し、その効能を説く。

(グスコー出版 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明