「デジタル化する新興国」伊藤亜聖著

公開日: 更新日:

 デジタル技術によって新興国でも地殻変動が起こっている。「ユニコーン企業」(未上場で10億ドル以上の企業価値を持つ創業10年以内のテクノロジー企業)が、アジアや南米、アフリカでも続々と登場している。新興国におけるこうしたデジタル化の進展を俯瞰(ふかん)し、その可能性と脆弱(ぜいじゃく)性を考察したテキスト。

 売り手と買い手の間に立ち、取引を成り立たせる「プラットフォーム」の登場と普及が新興国に先進国以上の変化をもたらしている。一方で、デジタル化は雇用創出効果が少なく、自動化による雇用の減少も危惧される。さらに権力者による監視社会化やフェイクニュースによって社会の分断が先鋭化する恐れもある。

 デジタル化が新興国をどのように変えているのかを解説しながら、日本のとるべき戦略を提示する。

(中央公論新社 820円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離