「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」東野圭吾著

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 月曜日の午後、神尾真世に警察から電話があった。父の英一が自宅の庭で倒れているのが発見されたという。真世の同級生で英一の教え子だった原口浩平が同窓会のことで訪ねてきて、段ボールの山の下に隠されていた死体に気づいたのだ。

 遺体確認のために故郷に帰った真世は、宿の壁に「幻ラビ・ハウス建設決定!」のポスターが張られているのに気づいた。同級生で漫画家になった釘宮克樹の「幻脳ラビリンス」が大ブームを巻き起こし、その主人公の家を地元に再現する計画があったのだが、コロナ騒ぎで中止になった。釘宮はあまり目立たない少年だったのだが……。

 町おこしをもくろむ平凡な温泉地で起きた殺人事件をめぐるミステリー。

(光文社 1800円+税)

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