「その先の道に消える」中村文則著

公開日: 更新日:

 刑事の富樫は、殺された男の所持品に麻衣子の名刺を見つけ動揺する。麻衣子は、富樫が何度もアタックしたが、受け入れてもらえなかったホステスだ。現場の部屋には、彼女が被害者の吉川と暮らしていた痕跡があった。

 麻衣子は刑事として現れた富樫に犯行を自供。麻衣子によると甘い言葉で吉川の部屋に連れ込まれ、監禁されていたという。吉川は緊縛師だった。富樫は、麻衣子を捜査線上からはずそうと画策。やがて吉川という名が偽名だったと判明。現場のアパートの名義人・亜美も行方が分からなくなっていた。麻衣子が持ち出した吉川の手帳に記された亜美の家を訪ねた富樫は、別の男の遺体を見つける。

 純文学やハードボイルドなどジャンルを横断した文体で読者を物語に引きずり込む徹夜必至の書。

(朝日新聞出版 693円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」

  2. 2

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  3. 3

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  4. 4

    元小結・常幸龍貴之さんは土俵付きレストランの店長に「序の口デビュー27連勝」の記録持つ

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    “女性芸能人”を斡旋? また炎上中…timelesz篠塚大輝の繰り返す失言と秀才キャラの崩壊がもたらす影響

  2. 7

    原菜乃華がWEST.重岡大毅"デキ婚"発表で「深刻なもらい事故」…ヒロイン競争は“ライバル”出口夏希が王手

  3. 8

    「ちょっと一発かまそうよ」 城島健司の発案で結果的に他球団の選手には“申し訳ないこと”をした

  4. 9

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  5. 10

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた