「猫の舌に釘をうて」都筑道夫著

公開日: 更新日:

「私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてどうやら、被害者にもなりそうだ」と謎めいたセリフで始まる1961年刊行の本格推理小説。

 売れない推理小説家の淡路は、同級生の塚本への殺意を募らせる。しかし、彼を殺せば、淡路が愛する彼の妻・有紀子を悲しませることになる。塚本への殺意を紛らわせるため、淡路は行きつけの喫茶店の常連客で塚本に顔が似ている後藤を殺す真似をすることにした。淡路は、塚本の家で風邪で寝込んでいた有紀子の薬を1包くすね、それを後日、喫茶店で後藤のコーヒーに投入する。飲んだ直後、後藤が苦しみだし、その場で絶命してしまう。淡路は自分が犯人だと暴かれることを恐れるとともに、有紀子の命が狙われていることを知り真相究明に乗り出す。

(徳間書店 825円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  3. 3

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    小栗旬は「思い入れがない」コメント…福田雄一監督また炎上でも仕事が減らない映画業界のウラ事情

  1. 6

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  2. 7

    高市首相に“もう1つの爆弾”「副首都法案」炸裂の可能性 会期延長なら疑惑追及&身内疲弊のWパンチ

  3. 8

    二宮和也をNHKが起用で音楽特番MCは元嵐まみれに…テレビ局では“ポスト嵐”探しが迷走中

  4. 9

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  5. 10

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ