「猫の舌に釘をうて」都筑道夫著

公開日: 更新日:

「私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてどうやら、被害者にもなりそうだ」と謎めいたセリフで始まる1961年刊行の本格推理小説。

 売れない推理小説家の淡路は、同級生の塚本への殺意を募らせる。しかし、彼を殺せば、淡路が愛する彼の妻・有紀子を悲しませることになる。塚本への殺意を紛らわせるため、淡路は行きつけの喫茶店の常連客で塚本に顔が似ている後藤を殺す真似をすることにした。淡路は、塚本の家で風邪で寝込んでいた有紀子の薬を1包くすね、それを後日、喫茶店で後藤のコーヒーに投入する。飲んだ直後、後藤が苦しみだし、その場で絶命してしまう。淡路は自分が犯人だと暴かれることを恐れるとともに、有紀子の命が狙われていることを知り真相究明に乗り出す。

(徳間書店 825円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網