「ショパン・コンクール見聞録」青柳いづみこ著

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 ショパンの故郷であるポーランド・ワルシャワで5年に1度、開かれるショパン国際ピアノコンクール。世界3大コンクールの中でもっとも権威のある登竜門で、これまでに多くの名ピアニストを世界に送り出してきた。パンデミックで1年延期となり、昨年行われた第18回では、反田恭平さんが2位、前回ファイナリストの小林愛実さんも4位に入り、日本でも話題になった。

 今回の応募総数は502人。DVD審査などを経て本大会には87人(日本人14人)が出場を認められた。予選ごとに約半数に絞られ、本選は12人で争われた。

 そのコンクールの舞台裏と、本選に出場したファイナリスト各人の演奏、さらにコンクールにいたるまでの人生に迫ったノンフィクション。 (集英社 1012円)

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