著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(18)鉛の箱に入った心臓が必要だ

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 綾瀬は支払いを済ませた。額におさめられたカヌーの写真がメニューのボードに並んで壁を飾っている。

「パーセル」のシェフは手作りカヌーのスペシャリストでもあるのだ。カヌーに料理、それから成就はしなかったが気象学、多芸多才の人物の能力を綾瀬は信じないが、このシェフだけは特別のよ… 

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【連載】金鳳花のフール

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