著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(20)巨人の才槌頭が後をつけて来る

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 綾瀬はリュックを担いでいる。画帖と絵筆、それからワインが入っている。ワインは劇団主宰者への土産だ。

 背後に気配があった。

 誰かが綾瀬の後をつけて来る。ちらりと振り向くと大柄な男の姿が見えた。

 遠くからでも男の大きな才槌頭が目立った。綾瀬は足を速めた。男の… 

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【連載】金鳳花のフール

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