著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(26)群がれ、広がれ、水に満ちよ

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 村人の足の間を鶏や豚がうろついて土にまぎれた餌を探している。広場は家畜の糞だらけである。焚き火を囲んで酒盛りの真っ最中のグループもいる。彼等は肩を組んで歌っていた。綾瀬はエミューの言葉を思い出す。

「彼等は生活してた。謳ってた。『群がれ、広がれ、水に満ちよ、美しい怪物達、… 

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【連載】金鳳花のフール

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