著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(27)水子と現世の両親との交流計画

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 タキグチは言葉をつなぐ。

「ともかく、こちらには現世から送られて来た罪人が矯正施設で暮らしている。彼等は年に何度か外出が許されます。むろん監視つきでね。胎児達は彼等を敵視してもいけないが接触してもいけないと徹底的に教育されています。個人的な関わりを持つことは危険であり、水… 

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