MORE WEB「やさしい日本語」導入

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 ファッション雑誌「MORE」編集部が運営するWEBマガジン「MORE WEB」が、一部コンテンツを「やさしい日本語」に置き換えて配信しており、話題だ。若い女性向けのトレンドメディアが、日本語が母語ではない外国人に配慮した「やさしい日本語」を導入したのは初めての試みである。

 お出かけ情報の人気記事を、元の構成は崩さずに簡単な日本語に置き換える。

 例えば、カフェを紹介する記事の見出し〈表〉は、「芥川龍之介」には「有名な作家」という説明を補足し、「クラシカルな老舗」という言葉は「伝統的で、歴史がある」と言い換える。さらに、漢字や英文にふりがながついた、より読みやすい記事までも並ぶ。

 政府の報告(6月9日)によると、在留外国人数は308万人で過去最多。「やさしい日本語」は新聞やテレビのニュースの一部ではすでに導入され、多様化する社会での共通言語の役割を果たすことが期待される。

「MORE WEB」編集長・中田貴子氏は「読者には、職場や地域で外国人に接する人もおり、コミュニケーションのツールとして『やさしい日本語』の必要性が高まっている」とコメント。ファッションやトレンドだけでなく、多文化共生社会の必須スキルも発信していく。

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