著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(98)綾瀬は痩せた胎児を初めて見た

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

「赤松幸子は水子の郷の獄舎に繋がれることはないでしょう。赤松は病んだ殺人鬼です。このようなタイプの兇徒には送られるべき場所がある」

「死刑台?」

「水子の郷に死罪はありません」

「どこ」

「麦さん。あの女が赤松幸子と決まったわけではない。まずは身元の確認で… 

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