著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(101)車内はいつの間にか氷温に一変

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

「目が合ったわ」

 エミューの瞳が複雑な色を見せる。彼女は講演会の会場でチラシを手渡されたときのことを言っている。

「あの女確かに私を認識した」

 綾瀬は赤松の目の前でマスクをとってみせたことが相手の感応を呼んだかもしれないと思った。赤松は魔力を持った捕食動物の… 

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【連載】金鳳花のフール

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