「日本のPKO政策」庄司貴由著

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「日本のPKO政策」庄司貴由著

 1956年、日本が宿願だった国連加盟を果たすと、その2年後、国連は内戦が勃発したレバノンへの自衛隊の派遣を要請してきた。

 当時の岸内閣の最大の外交案件は日米安保改定交渉で、自衛官の派遣が国内世論を刺激してその交渉プロセスに影響を及ぼすことを危惧。時の国連事務総長は文民の派遣を打診してきた日本に不満をあらわにしたという。以降も日本の平和維持活動(PKO)参加は遅々として進まず、1988年にようやく実現。自衛隊の派遣はさらに4年後のカンボジアまで待たなくてはならなかった。

 本書は、国連加盟から現在まで、60余年における日本のPKO参加をめぐる政策形成の葛藤と苦悩の歴史を検証したテキスト。 (筑摩書房 1056円)

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