「大軍都東京」黒田涼著

公開日: 更新日:

「大軍都東京」黒田涼著

 魚河岸は、以前は日本橋にあったが、関東大震災で壊滅的な被害を受け、築地に移転した。

 その築地市場の広大な敷地は明治初期に海軍が発祥した地だった。幕末には名古屋藩徳川家、広島藩浅野家、淀藩稲葉家、一橋家などの大名屋敷があったのだが、海防の必要性に気づいた幕府は、1857年、その北側に軍艦操練所を設ける。

 これを契機に築地と海軍の縁ができ、明治維新後、この地一帯がすべて明治新政府の海軍用地となった。1872年には海軍省ができて、これが日本海軍の発祥となった。

 ほかに、練兵場だった代々木公園、軍服工場があった赤羽など、軍都・東京の戦争遺跡を紹介する。 (笠間書院 2200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  3. 3

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  4. 4

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 5

    阪神・藤川監督「森下&佐藤輝依存」の無策露呈…極端な“外弁慶”で甲子園残り11試合が最大の鬼門に

  1. 6

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  2. 7

    小池都知事肝いり「築地再開発」頓挫の予兆…松平定信の歴史的遺構と建築費高騰のWパンチ

  3. 8

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々

  4. 9

    高市首相の内閣改造めぐる迷走と誤算…維新の「本命」外し“スネ傷”中司幹事長起用のウラ事情

  5. 10

    林芳正総務相は結局、留任か…高市首相が画策「内閣改造で総裁選ライバル潰し」に“白旗”