「東京新聞はなぜ、空気を読まないのか」菅沼堅吾著

公開日: 更新日:

「東京新聞はなぜ、空気を読まないのか」菅沼堅吾著

 2022年、「徹子の部屋」で来年はどんな年になるかと問われて、タモリが「新しい戦前になるんじゃないでしょうかね」と答えた。

 2002年8月15日、東京新聞の企画「戦争経験者が語る」で、自民党の野中広務は「自衛隊が他国に軍事力を行使しないことが最高の誉れ」と語ったが、米英がイラクを攻撃したとき、小泉首相は「待った」をかけることなく米国支持を表明した。

 2014年、さいたま市の女性の俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」が「公民館だより」に不掲載となった出来事をきっかけに、俳人の金子兜太が東京新聞に「平和の俳句」欄を企画する。

「新しい戦前」を見据えた東京新聞の目指すジャーナリズムを描く。

(東京新聞 1540円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ