「金を握りしめた者が勝つ 銀は10倍になる」副島隆彦著/祥伝社(選者:佐藤優)

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金や銀の値段が高騰しているのは、アメリカの国力が衰退しているから

「金を握りしめた者が勝つ 銀は10倍になる」副島隆彦著/祥伝社

 評者の知り合いに副島隆彦氏の熱狂的な支持者が何人もいる。その多くは、いずれも副島氏の助言に従って金(ゴールド)を購入した人だ。

<私が「金とドルの戦い」という考えを思いついて書き始めたのは、2003年である。(中略)そのころ金は1グラム=1200円ぐらいだった。(中略)私はそのころ「金をどれだけ買ったらいいですか」の質問に対して「皆さんの奥さんの体重と同じだけ金を買いなさい」と講演会で話して回っていた。女性の体重は、だいたい50キロ前後である>。

 現在、金は1グラム約3万円だ。2003年に副島氏の勧めに従って、金50キロを6000万円で買った人の資産は現在15億円に膨れている。当時120万円で1キロ金を買った人でも、現在の価格は3000万円になっている。副島氏の周辺に熱心な応援団が数百人規模でできるのは当然のなりゆきだと思う。

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