著者のコラム一覧
タブレット純歌手・芸人

1974年、神奈川県出身。27歳の時、ムード歌謡の老舗グループ「和田弘とマヒナスターズ」にボーカルとして加入、和田氏の逝去まで2年間在籍。ソロに転じた後、2011年、新ジャンル演芸「ムード歌謡漫談」でお笑い界に進出。

<第1回>リーダーの和田弘さんから突然呼び出され…

公開日: 更新日:

 あ、あの……タブレット純と申します。ムード歌謡漫談といいまして、ギターを弾きながら往年のムード歌謡調の歌ネタをやっています。もしかしたら、テレビでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。野太い声で中学の入試問題を読んでいたかと思うと、突然人が変わったように♪そんなことより気になるの~♪と歌い出すという……。

 子供の時から極端に内向的な性格で、古い切手を集めたり、一人で漫画を描いてばかりいました。その頃、家には親戚がくれた水原弘さんや小椋佳さんといった人たちのベスト選カセットがあり、自分が生まれる前の曲なのになぜか耳に心地よくて、毎日のように聴き込んでいたんです。

 あれは小5の時だったでしょうか、ふと耳にしたラジオの懐メロ番組で、和田弘とマヒナスターズの往年のヒット曲「泣きぼくろ」が流れ、魂を揺さぶられるような衝撃を受けました。かっこいい大人の世界が全部詰まっている、自分が今まで聴いてきた中で最高峰の音楽だと。以来、マヒナのとりこになり、やがてムード歌謡全体に興味を持つように。子供のくせに中古盤屋に通っては、1枚10円とか100円のムード歌謡レコードを買い漁っていました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発