フジ日9「OUR HOUSE」初回大惨敗 “芦田プロ”にかかる重圧

公開日: 更新日:

 コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。

「好き嫌いがハッキリと分かれる野島伸司氏の脚本に加え、肝心な内容もコメディーに振り切れず、シリアスな要素も織り込んで中途半端だったこと。それに芦田愛菜ちゃん。彼女が一番の敗因といっても過言ではないかもしれません」

 出世作となった日本テレビドラマ「Mother」(10年)の放送から6年。子役ながら役者としてのプロ意識の高さが評され、ネット上では「芦田プロ」などと呼ばれる存在だが、「当時は邪心がなかったのに、いまの彼女の立ち居振る舞いを見ていると、小6にして芸能界のすべてを知り尽くしたかのよう。杉田かおるの子役時代の様子が走馬灯のように巡ってくるのです。

 初回放送日の朝に『ボクらの時代』に出演していた愛菜ちゃんが、寺田心クンに同調し“小遣いは10円、手伝いすると50円に弾む”と嘆いていた話もネタか? と見る側はいぶかってしまう。3歳から芸能界に身を置き、そもそも地頭が良く、空気も読める。今回のドラマではキャストの誰よりも膨大な量のセリフがあてがわれ、心の声も担当している。制作陣の要望や期待を察しているのでしょうが、少し荷が重過ぎる気がします」(前出の桧山氏)。

 愛菜ちゃんが第2の杉田かおるにならないことを祈るばかりだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも