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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

麻央乳がん公表も真摯に対応 海老蔵「記者会見」の説得力

公開日: 更新日:

 海老蔵は「会見したことが良かったかどうかわからない」と戸惑いを見せながらも、きちんと自分の言葉で質問に対応したのは見事である。発覚したら会見するのは歌舞伎界のある種の伝統。なかでも海老蔵の会見はどんな状況でも実にうまい。会見はスキャンダルなど不祥事の時に真価が問われる。ベッキー舛添要一都知事は会見で失敗。後に尾を引いてしまった。

 海老蔵はかつて暴行事件でも会見で対応して人気を回復させたように、大きなダメージでも一気にプラスに持っていける真摯な対応と説得力を持つ言葉がある。今回の会見で海老蔵は珍しく「今後は静かに見守って欲しい」と取材自重を訴えた。静かに麻央夫人の回復を祈るのがメディアの倫理だと思う。

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