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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

都知事選を盛り立てた“石田純一騒動”とは何だったのか?

公開日: 更新日:

 石田は誰からも「いい人」と評される。高知東生のように「いい人」を演じているのではない。今回の出馬も「いい人」ゆえに周囲に乗せられた感もある。折しも、石田は俳優、タレント業とも決して順調ではない状況下。いい話に乗りやすいが、俳優からタレントへの転身とはわけが違う。

 東国原英夫(58)のように、政治家目指して早大に入り勉強していたなら出馬も納得できるが、単に政治に関心がある程度では難しい。ましてや都知事。「政治をバカにしている」と東国原が怒るのも当然。レギュラー出演する番組では「もう少し様子を見る」と今も石田の再出演に待ったをかけている。

「これをきっかけに今後は国政を目指すのでは」という説もあるが、本業が安定していれば、こんなことにはならなかっただろう。ともあれ、石田騒動もほどよい味付けとなり、今回の都知事選は歴史に残るものとなった。

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