毒舌路線に逡巡…春やすこの背中押したじゅん師匠の一言

公開日: 更新日:

「漫才界のピンク・レディー」と呼ばれ、毒舌漫才で大ブレークしたお笑いコンビ「春やすこ・けいこ」。82年に活動を休止後、春やすこさん(55)は女優、タレントとして活躍。最近は介護問題をテーマにした講師としても注目されている。そんな春さんの恩人はこの人、レツゴー三匹のじゅんさん(故人)だ!

 ◇  ◇  ◇

「それ、オモロイんちゃうか? 人生幸朗・生恵幸子師匠のボヤキ漫才と正司敏江・玲児師匠のドツキ漫才があるんやから有名人の悪口言う“毒舌漫才”があっても、おかしないで」

 こうおっしゃったのは「レツゴー三匹」のじゅん師匠(享年68)です。場所は確か道頓堀の旧角座の楽屋。春やすこ・けいこを結成して4年半、80年の初夏やったと思います。

 そのころはピンク・レディーの人気に便乗して「漫才界のピンク・レディー」のキャッチフレーズでモノマネしたり、乙女チックな漫才してたんですけど、人気はいまひとつ。先も見えへんから、「あと半年してアカンかったら解散して出直そうか……」いう状態やった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因