ASKAは容疑否認も…専門家は「4年半の実刑」と厳しい見方
「薬は絶対やっていない」――。覚醒剤で2度目の逮捕となった歌手のASKA容疑者(58=本名・宮崎重明)は一貫して容疑を否認し続けているが、30日、警視庁東京湾岸署から東京地検に送検された。
ASKAは25日夜に「盗撮されている」と自ら110番通報。不審に思った警察官の任意の尿検査にも「はいはい」と素直に応じている。警視庁が行ったのは簡易検査でなく、“精度100%”といわれる本鑑定で、微量だが覚醒剤が検出された。
つまり絶対にやっていたわけで、捜査関係者も「通報直前まで覚醒剤を使用していた」とにらんでいるのだ。
元兵庫県警刑事の飛松五男氏はこう指摘する。
「覚醒剤を多量に使うと、『自分はクスリをやっていない』と錯覚することがあります。ASKA容疑者は逮捕後、2年経っても盗聴や盗撮を気にする書き込みをしていますが、これも重症者の特徴で、被害妄想が激しくなる。本当に覚醒剤を絶っていれば、“禁断症状”は半年~1年くらいで収まっていく。つまりASKA容疑者は重度の使用者だった可能性が高いわけです」