渋谷天外に影響を与えた3人の芸達者 紳助の分析力に感嘆

公開日: 更新日:

 かつてレギュラーやった「サンデープロジェクト」の司会をしてた時、週の半分は資料作りに費やしてたそうです。意外に思われるかもしれんけど人一倍真面目、ものすごい勉強家なんですよ。

 ご存じのように6年前に芸能界から引退してますけど、実は何べんも「一緒に舞台に出ませんか」とオファーしとるんです。ところが、「吉本興業の復帰の誘いを断ってるんやから、あんたんとこ出るわけにいかんやんか」いうて、筋を通してるんです。すごい律義ですわ。

■新喜劇と歌舞伎、芝居の見せ方の違い

 もう一人、役者として一目置く存在いうたら歌舞伎の坂東彌十郎さんやね。ダーツが共通の趣味という接点があって、僕の行きつけの大阪・ミナミのダーツバーに彌十郎さんも来てはった。それはかなり前から知ってたし、いっぺん話してみたい。ところが、劇場では新喜劇と歌舞伎が交互に公演するもんやからすれ違いが続いてたんです。

 それが9年ほど前かなあ。たまたまそのバーで会いまして意気投合したんですわ。話してみると、新喜劇役者と歌舞伎役者の芝居に対する考えの違いを知りましてね。芝居の見せ方の違いですわ。思わず「なるほど」とうなることも多いんです。3年前にはウチの「松竹新喜劇 爆笑七夕公演」に出てもらってます。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」