碓井広義
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碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

“日本一の無責任男”植木等を懸命に演じる山本耕史に好感

公開日: 更新日:

 植木等の名を知る世代も限られてきた。しかし戦後芸能史を語る際には欠かすことのできない俳優であり、コメディアンであり、歌手であることは間違いない。

 満島ひかり主演「トットてれび」で黒柳徹子とテレビ草創期を描いたNHK土曜ドラマが、今度は植木等に挑んでいる。

 昭和30年代後半の約4年間、植木の運転手兼付き人を務めた若き日の小松政夫を、物語の“狂言回し”にしたことがこのドラマの特色だ。

 昭和36年、「ハナ肇とクレージー・キャッツ」が、植木等の歌で「スーダラ節」という大ヒットを飛ばす。翌年には映画「ニッポン無責任時代」「ニッポン無責任野郎」も大人気。植木は“ミスター無責任”のイメージと共にスターとなった。だが、植木本人は「無責任男」でも「面白い男」でもない。寺の子として生まれ育った真面目な男である。そんな植木が大マジメに無責任男を演じたからこそ、「植木等」は面白かったのだ。

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