「私はあなたのニグロではない」が突きつける差別の根源

公開日: 更新日:

 全米ではこうした公民権運動に対する揺り戻しがきているとされる。その先導役はトランプ大統領のアメリカ第一、白人至上主義である。この作品の異例のヒットの裏には、そうした揺り戻しに対する対抗があると明大名誉教授の越智道雄氏(英語圏政治)は指摘している。

 前述の黒人少女に唾を吐き、いたぶった白人青年どもや彼らの息子や孫たちの不満をあおり、支持を集めて当選したのがトランプだとの指摘は鋭い。日本ではそのトランプ政権に追従し、右傾化する安倍政権がのさばっている。映画評論家の町山智浩氏はこうコメントしている。

「日本のコメディアンが顔を黒く塗って黒人を演じることが問題なのではない。黒人に何があったのか、何が起こっているのか、気にもしないことが問題なのだ」

 ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開中。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    片山杜秀氏 日本は“束ねられる”ファシズム化が進んでいる

  2. 2

    人気定着だから見えてきた カーシェアの「残念な点」3つ

  3. 3

    首位要因は丸だけ?当事者に聞いた原巨人と由伸時代の違い

  4. 4

    “ヨン様そっくり”ぺよん潤 芸人仕事と兼ねる意外な副業

  5. 5

    習近平に隠し玉 レアアース禁輸で日本ハイテク産業大打撃

  6. 6

    嫌われアナ1位に浮上 テレ朝・弘中綾香アナ“鋼のメンタル”

  7. 7

    トランプが千秋楽観戦で…正面マス席1000席確保の大困惑

  8. 8

    レオパレス21も標的 旧村上ファンド系が次に狙う会社は?

  9. 9

    日朝会談巡り急浮上「9月訪朝」「複数帰国」眉唾シナリオ

  10. 10

    NGT48山口真帆の気になる卒業後 引っ張りダコか干されるか

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る