「約束」のささやくような甘い声は睡魔が原因だった?

公開日: 更新日:

 清志郎の終のバンドとなった「忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS」では三宅がバンマスを務めた。まさに衣鉢を継ぐ存在だ。

 清志郎の「ボス」という呼び名にも三宅が関係している。

「清志郎さんは、スタッフから『ボス』と呼ばれていました。それは、運転手の三宅くんが初めて清志郎さんの自宅に呼ばれた時に始まったそうです。緊張しながらもレコードを聴いたりコーヒーを飲み夜中まで過ごした。『オレのことを何て呼ぶか』という話になり、清志郎さん自らが“ボス”はどうか、と提案したそうです。しばらく三宅くんだけがボスと呼んでいたんですが、そのうちツアースタッフもボスと呼び始めた。清志郎さんは、『おまえだけがボスって呼んでたのに残念だろう?』って冗談めかして言ったそうです」

 コピーライターの糸井重里が司会を務めたNHK教育(現・Eテレ)の若者向け討論番組「YOU」。清志郎やビートたけし坂本龍一ら一癖も二癖もあるゲストが出演した。


「83年の正月特番は、視聴者の投書で出演ゲストが決まったのですが、たけしさん、坂本さん、アントニオ猪木さんらに交じって、1番人気で選ばれたのがボスです。演奏の間奏でボスが機転を利かせ、猪木さんに耳打ちして肩車をしてもらったシーンを覚えています。とっさの演出もサスガ。その場をパッと生かすんです」

 出演によって清志郎の知名度はより広まっていった。

【連載】元マネが語る 忌野清志郎との日々

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  2. 7

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  3. 8

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 10

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状