著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ヒロミもDAIGOも 芸能界の新トレンドは「愛妻家」キャラ?

公開日: 更新日:

「芸能人は歯が命」というCMがあったが、日々、テレビで素を出すタレントにとって、大切なのは歯よりも好感度にある。

 好感度は人気につながり、バラエティーのみならずCMまで仕事の幅を広げられる。歌手や俳優は歌唱と演技という武器がある。多少、好感度は悪くてもさほど仕事に影響はないが、普段のおしゃべりが仕事のタレントはそうはいかない。別な武器が必要となる。女性タレントなら結婚↓出産↓育児に移行してもSNSなどで普段の顔を上手に発信することで、好感度をアップする効果があり、仕事にもつながる。最近では後藤真希がブログで育児や料理をアップして好感度を上げ、ママタレとして頭角を現しているように――。

 逆に男性タレントは育児などSNSで発信する絶対的な手段を持たない。テレビを通じて好感度を上げるのが最善策。一時、芸能界から身を引いていたヒロミ(53)は復帰するや破竹の勢いで仕事を増やし続け、今やMCの座まで上り詰めた。オッサンになっても元暴走族の面影が今も残る風貌と時には若者に説教する毒舌が売りだが、好感度も見逃せない。ヒロミは「良き家庭人」のイメージが定着している。家事、料理からリフォームまでこなす大工仕事。「こんな夫がいたら」と主婦はため息をつきながらも、「理想の熟年夫」と思う人も多い。そしてなによりも妻の松本伊代(53)を「ママ」と呼び愛し続ける「愛妻家」キャラが好感度を上げている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  3. 3

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  2. 7

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 8

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  4. 9

    千葉工大が近大を抑えて全国トップに 「志願者数増加」人気大学ランキング50

  5. 10

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由