岡田准一「白い巨塔」高視聴率も…残念コメント相次ぐワケ

公開日: 更新日:

 ファンのイメージとはギャップがあったようだが、2003年に唐沢が財前を演じた時は、40歳。38歳の岡田とはたった2歳しか違わない。なぜ視聴者は違和感を持ったのか。コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。

「岡田さんの演技は素晴らしかったのですが、若く映ったのは否めません。唐沢さんが主演した時と大して年齢は変わりませんが、岡田さんには“ジャニーズ”のイメージがあるからでしょう。医学部の教授という役柄では、なおさら違和感がある。また、周りのキャストも、松山ケンイチさん(34)や、夏帆さん(27)、飯豊まりえさん(21)と、主役に順じて若くなったことも、オールドファンが入り込めなかった理由では」

 つまり岡田はミスキャストだったのか。

「5夜連続放送も、若いキャストを多く使ったのも新しい試みでした。それで最終話15%超えは立派。成功でしょう。これからのリメークドラマは、自分の思い出と照らし合わせながら、ツッコミを入れながら視聴するのが新しい形になるかもしれません。ちなみに、22日の初回放送後にレンタルビデオショップに行ったら、唐沢財前の『白い巨塔』が貸し出し中だった。若い人も、過去の作品と比べてみたくなったのかもしれません。次回の『白い巨塔』では、岡田財前もいい思い出として、比較されることになるでしょう」

 いつの時代も「昔は良かった」か。

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  5. 5

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  1. 6

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  2. 7

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  3. 8

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  4. 9

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  5. 10

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及