会長との会談平行線も意志固く“加藤の乱”勃発で吉本分裂か

公開日: 更新日:

相方・山本圭壱の復帰めぐり不満募る

 こうした加藤の言動に同調している芸人は「スッキリ」で共演するハリセンボン近藤春菜(36)だけでなく、加藤と同郷の北海道出身の「平成ノブシコブシ」の吉村崇(39)はツイッターで、「何かあった時は北海道の人について行きます」と“加藤支持”を表明。

 また友近(45)は、仲裁に乗り出したダウンタウンの松本に対して「大崎会長と岡本社長と絆の強い松本さんが、これから頑張っていこうと後輩芸人たちに呼び掛けたものだと思うけど、私はそこまでは思えない」「松本さんには『待ってください』と言いたい」と発言。闇営業問題をきっかけにこれまで内部で渦巻いていた不平不満が噴出する一方で、ベテラン芸人の大平サブロー(63)はラジオで「時代が変わった」としつつも続々と声を上げる若手に対して「気に入らんかったら辞めろ、おまえら」と一喝。吉本ファミリーが分裂危機に瀕している。

「急先鋒の加藤は吉本の中ではダウンタウンを筆頭とする関西系の保守本流ではない。普段は芸能人とはツルまずに同郷の友人と遊んでいるタイプなので、一般人としての十分なバランス感覚を持っています。ニックネームは“狂犬”ですが素顔は硬骨漢。不祥事で吉本を契約解除となった相方の山本圭壱の復帰を当時社長だった大崎氏がなかなか認めなかったため、会社の上層部に対する不満もかねて大きかった。山本は06年に契約解除となり、16年に復帰するまで10年もの月日を要しましたから」(芸能関係者)

 今後の展開について吉本の事情に精通するテレビ関係者はこう解説する。

「岡本社長は大崎会長の完全な子飼いであり傀儡です。最悪のケースは、岡本社長が責任をとって辞任し、また新たな子飼いが社長に就任、岡本氏はいつの間にか子会社の社長に納まっているというパターン。大崎会長は院政を敷きつつ、実質的に体制は何も変わっていないという事態です」

 芸人総大将、加藤の乱。森内閣倒閣を目指した2000年の「加藤の乱」のように尻つぼみにならなければいいが。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか