著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

家族でロス移住…小栗旬主導で活気づく日本の若手俳優勢

公開日: 更新日:

「ロスにも事務所があり早くから俳優を進出させたい計画があった。小栗の進出も単発に終わらせるつもりはなく、他の若手俳優に見本を示し、後輩たちに続いて欲しいとの願いもある。長年培った演技力と自身のプロデュース力もある小栗は、さらなる飛躍を目指すためにもロスで生活することにしたのでは。中途半端で通用する世界ではありません」(芸能関係者)

 小栗の仕事に対する姿勢は後輩たちにもいい影響を与えている。自ら主催する「小栗会」は事務所の垣根を越え長く続いている。若手俳優を集め、酒を酌み交わしながら演技論から相談事まで熱く語り合っているという。

 かつて、松田優作や桃井かおりらが居酒屋で周囲を気にすることなく喧嘩腰に熱く語り合うのを見たことがあるが、古き良き伝統を小栗が引き継いでいるようにも見える。

 事務所主体で何事も決める傾向のある芸能界だが、俳優が中心に動くほうが自然と活気づくもの。今年は特に若手俳優の動きが活発化している。今年公開の主演映画でも松坂桃李の3本を筆頭に小栗、綾野、菅田将暉が2本と続き、木村拓哉岡田准一ジャニーズ勢も話題映画に主演している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ