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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

木村花さんの自殺から誹謗中傷への“法的措置宣言”が増加

公開日: 更新日:

誹謗中傷の放置は「相手の悪意に加担すること」

 思い込みや誤解に基づいているという意味では、炎上している者も炎上させている側も、同じ穴のムジナだ。昨今、炎上させている相手に対し、法的措置を取ると宣言するケースが増えている。実際に、目に余る誹謗中傷をしたネットユーザーを特定した例も出てきたほか、炎上させた側が自ら名乗り出て、慌てて謝罪する場面もあった。

 アメリカでコメディアン、モデルとして活動する藤井美穂(年齢非公表)は、女子プロレスラーだった木村花さんの自殺を受け、5月にSNSで誹謗中傷に対して法的措置を取ると表明。すると、複数から謝罪の連絡が同じSNSを通じて来たと自身のコラムで明らかにした。

 ぽっちゃり体形の「プラスサイズモデル」として活動する藤井のもとには、それまでに「しね」「ぶす」「イライラする」といったコメントが、投稿するたび毎日のように来ていたという。その後のインタビューでは、容貌や体形に対する誹謗中傷のコメントは1日に30回にも及ぶこともあり、なかには投稿するたびに毎回ネガティブに反応してくるものまであったと告白している。

 当初、誹謗中傷をしてくるアカウントをブロックするなどして対処していたが、放置は「相手の悪意に加担すること」になり、「さらなる悪意を呼び込む」と考え直し、法的措置を取ると宣言することにした。(つづく)

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