舞台クラスター濃厚接触850人超 丸岡いずみ陽性に心配の声

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスのクラスター感染が発生した舞台「THE★JINRO」(6月30日~7月5日、東京・新宿シアターモリエール)からの感染拡大が止まらない。

 15日夜現在、主演の山本裕典(32)、企画プロデュースを務めた映画コメンテーターの有村昆氏(44)を含む出演者・スタッフ・観客の計59人の陽性が判明。有村氏の妻であるフリーアナウンサーの丸岡いずみ(48)も所属事務所がPCR検査の結果、陽性だったことを発表した。さらに出演者・スタッフ・観客の合計850人が濃厚接触者に認定されており、今後、感染はさらに拡大する恐れがある。

 同舞台をめぐっては、「小劇場協議会」が、14日夜の臨時総会で、舞台を主催していたライズコミュニケーションの管理不足を指摘していたことも報じられた。それによれば、客席は半分以下に抑えたものの、楽屋は密閉状態で、終演後はガイドラインで禁止されていた出演者との握手やハグなどが行われた可能性があるという。

公演や公演方法の見直しを余儀なくされる

 内外から大バッシングが巻き起こる中、企画プロデューサーの妻で陽性が判明した丸岡いずみのメンタルも気になるところだ。

「『ミヤネ屋』で“奇跡の38歳”としてブレークした丸岡ですが、2011年の東日本大震災の取材後、心身に異変をきたし、うつ病と診断されています。夫の有村氏と二人三脚で病気を克服し、著書も上梓しましたが、今回、“人災”として、SNS上で有村氏は非難の嵐にさらされていますから、責任感の強い丸岡さんは大いに気に病んでいると思います」(芸能関係者)

 芸能文化評論家の肥留間正明氏は「今回の件が舞台関係者に与えた衝撃は計り知れない」としてこう話す。

「対策の不徹底は即座に大きなクラスターにつながることを改めて思い知らされました。小さな劇団はコロナ禍以降、本当に苦しい状態が続いていたので、甘い感染対策で慢心してエイヤで公演を強行したものと思います。歌舞伎俳優の尾上松緑もブログで激怒していましたが、これにより、秋以降の公演や公演方法の見直しを余儀なくされる例は多数出てくるはずです」

 今回の「舞台クラスター」は“新しい生活様式”を徹底することの重要性や難しさを改めて突き付ける。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束