著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

芸能人のタニマチになりたがる「バブル紳士」が多数いた

公開日: 更新日:

 1986年から5年近くにわたったバブル時代。街に札束が舞っていたと言っても過言ではなかった。現代では「ありえない」バブル紳士たちの生態を芸能界との絡みを含め紹介する。

 芸能界には“ショクナイ”と呼ばれる内職があった。当時はパーティーやゴルフ場のオープンに顔を出すだけで高額のギャラを得るなどが主だった。売り出し中のタレントにとっては「多くの人に知ってもらうチャンス」と仕事として受けていたケースもあれば、タレント本人やマネジャーが事務所と関係なく直接受けていたケースも少なくない。

 その場合、ギャラは振り込みではなく、「取っ払い」と呼ばれる、終了後に現金で手渡しでもらう。昨年大騒動となった、吉本芸人の闇営業とも直営業とも呼ばれるものである。主催者が半グレ集団だったことから、社会的な問題に発展し、宮迫博之らが謹慎処分となった。

 バブル時代、芸能人を呼んでいたのはバブル景気の象徴だった不動産業などのバブル紳士が大半だった。彼らはツテを頼り芸能関係者らと接点をつくり、パーティーへのゲスト出演を依頼してくる。当時、取材した不動産業社長の話が思い出される。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景