著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

矢野・兵動に「なんでもええから喋って」とお節介して31年

公開日: 更新日:

 ナインティナインの2人に岡村君と矢部君の「ボケとツッコミが逆やで」と言ってしまったのもその頃です。

 私がきっかけにせよ、今日までコンビを続けているのはやはり「縁」があったのでしょう。長い下積みの間に兵動君は「すべらない話」の一人しゃべりで人気者に。全部原稿に書いて必要のない文字を削り込んでいく地道な作業を続けて極意を会得。矢野君は「パイセン(先輩)語」なる不思議な略語(尼崎→ガサキ、心斎橋→サイバシなど)を使い、漫才コンビとしてのクオリティーも上がり、2人は人気を不動のものにしていきました。

 兵動君には今でも「先生、あの一言は究極のおせっかいでした」と言われますが、とにもかくにも矢野・兵動というコンビが誕生し、今もなお継続しているのはうれしい限りです。「余計なおせっかい」をしてホントによかったと思っています。

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