「ホープ」という芸人の生き方に腹の底から笑ってしまう

公開日: 更新日:

 その昔、漫才ブームと云うのがあって、まあ四十年程前ですか。相方にゴムを喰わえさせて弾くという、何んとも派手なパフォーマンスで一世を風靡したコントゆーとぴあと云う二人組がいました。現在ほとんど休演中ですがネ、このチームのリーダーであるホープ、全く芸人馬鹿というか、とにかく面白い男で、三度のメシより賭け事が好き!余所の町へ行くのはキライ、田端の住人の頃は田端から一歩も出ず、もう長い間、新宿に住んでるが、当り前のように新宿から一歩も出ない、全く不思議な奴でして、盟友マギー司郎チャンもコノ私メもホープには、どの位金を貸したか分からない。本人に全くもって返す気がないのだから何んともハヤでして。

 イヤハヤのどかなモンですコノ男! 何処に行くのも必ず弟子が付いて行く。一人で街を歩けないのかネったく。このホープ、もう十年程になるのかなあ、癌を患って、それから何年にも渡って癌が出て、聞くところによると、転移ではなくて、全く新しく出た癌らしい。医者も珍しがって、何か診療代がかなり助かったらしい。アタシも三、四年前に奴サンに頼まれて某テレビ局のドキュメンタリーに出て、つまりその時点でホープの余命はそれほど残ってないと云う事だったんですヨ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較