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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<85>早貴被告は「警察が疑っているから早くお金を手にしたい」と言った

公開日: 更新日:

「最後のご飯なんだから向こうに行っても苦労しないように、仏さんにはてんこ盛りのご飯に一本箸なんだよ」

 地方によっては2本箸のところもあるようだが、私はそのように言いながら茶碗にご飯を山盛りにしてお供えした。

■遺体の脇でステーキ

 遺体は29日の夕方に斎場に運ばれるまで1階のリビングに置かれた。早貴被告や大下さんは警察で事情聴取があったので、主に私一人が遺体の脇で過ごしていた。

 28日の夕方に私がホテルに戻ろうとしていた時、早貴被告はリビング脇のキッチンで夕食の支度をしていた。大下さんは弁当をスーパーで買ったようだが、早貴被告は自分でサイコロステーキを買ってきてフライパンで炒め、リビングのテーブルで食べ始めたのだ。そのわずか50センチ先には棺桶が置かれているのに、彼女は全く気にすることなく平然とステーキを頬張っている。これにはさすがにあきれてしまった。

「肉食は禁止」と言う気はないが、遺体の前でサイコロステーキを食べる感覚というのは、どうしても理解できない。これも私の感性が古いのだろうか?(つづく)

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