「新作講談を勧めてくれた円丈師匠は私にとって救いの神でした」

公開日: 更新日:

 茜の出世作といわれる新作講談、「幸せの黄色い旗」は、経験談を基にしたものだ。

「講談に出てくる名所旧跡を巡るバスツアーの車内で、講談を読む仕事をよくやってました。必ず若いバスガイドさんが乗っていたんです。もし、おばさんのガイドさんがいたらと想像して作りました。主人公がガイドをやめて、通学路で学童を誘導する緑のおばさんになると、『初々しいねえ』と言われる結末なんですが、このネタは今でもよくやっています。緑のおばさんが70代になって、介護士の資格を取って介護バスの案内をしてるという設定です(笑)」

 女流講談師の新作は、若い講談ファンと新作落語ファンに受け入れられた。

「でも、年配の講談師や講談ファンの間では、『茜がグレちゃった』という噂が流れました。新作をやると『グレた』と言われるなんておかしいですよね。そんなことは気にせず、円丈師匠が主宰する会に出て、落語に近い新作ばかりやって、よく受けました。勧めてくれた円丈師匠は私にとっては救いの神でした」

 茜の新作に登場する女性は、ユーモラスであるが、そこはかとないペーソスが漂う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る