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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

羽鳥慎一が好きな男性アナ1位に返り咲き 「モーニングショー」が絶対王者に君臨し続ける理由

公開日: 更新日:

 サッカー・ワールドカップも日本が敗退。まさに今は平時の真っただ中にある。スタッフも「なにをメインに特集を組むか頭を悩ます」という。

 例えば、日中に7番組あるワイドショーの12日の主な中身。「ミヤネ屋」が旧統一教会を独自に追及しているのは筋が通っているが、他を見ると、いまだに日本代表の森保一監督の生出演やリーダー論などサッカーに関した特集が3番組。相変わらず天気予報を特集する番組もある。

 危機をあおると視聴者を引き付けるとはいえ、台風や豪雪予報が出ているわけではないのに「明日は冷たい雨」などと天気予報にばかりこだわる番組はどうか。

■他とは一線を画す独自路線

 その点、羽鳥の「モーニングショー」は、これぞ独自ネタ。「年賀状じまい」の特集を展開。そろそろ年賀状の準備をする季節ネタの企画だ。先週の金曜日でも、他がサッカーを無理やり引っ張っていたなか、「尿の悩み解消法」を特集していた。

 ワイドショーの視聴者の大半を占めるのは高齢者と主婦。すでにサッカーは食傷気味だ。身近で役に立つ情報を提供するスタッフの企画力が問われている。羽鳥の好感度に頼るだけでなく、日頃から平時に備えたアンテナの張り方と取り組み方も高視聴率の一因だろう。

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