著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

「安倍晋三とジャニー喜多川」政治と芸能を取り巻く状況は相似形をなしている

公開日: 更新日:

 両者には共通項がある。もちろん、今はなき喜多川氏その人だ。

『妖怪の孫』は、一昨年に公開されスマッシュヒットを記録した、邦画としては画期的な現役首相(=菅義偉前首相)を追う内山雄人監督のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』の後継作。天皇誕生日の先月23日、内山さんから誘われて参加した完成披露試写会には、「サクラが見る会」なる人を食ったようなタイトルが付いていた。そのことからも作品のムードは察しがつくだろう。

 ぼくの両隣には、付き合いの長いラッパーのKダブシャインさん、作品に出演もしているジャーナリストの鈴木エイトさんが座った。3人とも同じ1968年生まれ。しかもエイトさんも学生時代から20代半ばまではプロデビューを目指して音楽活動を続けていたらしい。ぼくたちは青春のど真ん中にポップミュージックが鎮座していた世代。昭和に生まれ洋楽まみれで感性を育み、20~40代をまるまる平成に捧げた3人なのだった。若い時分にライブハウスで邂逅してもよかった3人が、令和のいま、憲政史上最長の在任期間を誇る元首相のドキュメンタリーに向き合う。それぞれ違うはずの政治的スタンスを携えて。不思議といえば不思議。いや案外必然なのかな。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子の日テレ新番組は厳しい船出…《NHKだったから良かっただけのアナ》とガッカリの声

  2. 2

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  3. 3

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  4. 4

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  5. 5

    目黒蓮のGW映画もヒット確実も…新「スタート社の顔」に潜む “唯一の落とし穴”

  1. 6

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  4. 9

    宮舘涼太は熱愛報道、渡辺翔太はSNS炎上、目黒蓮は不在…それでもSnow Manの勢いが落ちない3つの強み

  5. 10

    佐々木朗希に芽生えた“かなりの危機感”…意固地も緩和?マイナー落ち、トレード放出に「ヤバいです」