つんく♂が「アイドルオーディション」から導き出した《最終面接を通過する》2つの条件

公開日: 更新日:

最終面接で決め手となる2つのポイント

 そのうえで、合否を分ける決め手が2つあります。

 ひとつめは「情熱量」です。僕はこれまでまったく経験のない子もたくさん合格させてきました。そのときの基準は「情熱量」でした。グループの中で喜びを分かち合ったり、芸能界の中でよきライバル関係を維持しながら、もまれ戦っていくことができるタイプなのか。そういう熱量を判断していたように思います。

 何かを成し遂げるには、「熱い情熱」が必要です。多少ウザくても、スベってもいいんです。これは、企業の面接でも同様です。「この会社に入りたい」「入社したら〇〇がしたい」という熱い気持ちがあれば、多少のハンデは跳ね返せるのではないでしょうか。

 2つめは、「柔軟性(聞く耳)」です。これは意外に大切なポイントです。急に振られた質問や課題に対して、臨機応変に答えられるかをチェックします。

 面接中には、面接官が長めのトークをしたり、ちょっとしたアドバイスをする場面もあります。そのとき、きちんと話を最後まで聞いて、「へ~、すごいですね」「やってみます!」「もっと教えてください」と言える子は◎。世間の一般的なおじさんは、「僕の高校生のころはね……」「昭和の頃はこんなのが流行ってさあ……」みたいに、長ーい話を始めてしまうこともあります。そんなときも、うなずきながらじっくり話を聞いてあげてください。つまらないと思っても、「何かヒントを得てやろう!」くらいの柔軟性で対応すれば、面接結果は大いに変わってくるでしょう。あ、将来は話のクドクド長いオトナにはならないでくださいね(笑)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々