テレ朝「仮面の忍者 赤影」見どころ満載のワケ 50年の時を経てリメーク
彼らの前に立ちはだかる七人衆ももちろんタダモノじゃない。長い髪を武器にする闇姫(山本千尋)、刀が通じないほどの強靱な体を持つ鬼念坊(勝矢)、他人の顔をコピーする傀儡甚内(細田龍之介)、そして、出ました怪獣! 巨大な千年蟇を操る蟇法師(本山力)などなど、強力な布陣だ。
なお、闇姫を演じる山本は、幼い頃から中国武術を習い、2008、12年に世界ジュニア武術選手権大会「槍術」部門で金メダルを獲得するなど、卓越したキャリアの持ち主。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では若き殺し屋を演じている。また、本山は卓越した殺陣集団「東映剣会」メンバーで斬られ役としてのキャリアも長い。役のために6キロ増量し、トレーニングを積んだという佐藤とのアクション対決は見ものだ。
監督は、昭和版「赤影」を子どものころ、一番見ていた作品でテーマソングを歌いながら学校に通ったと語る三池崇史。脚本は映画「ザ・ファブル」などを手がけた渡辺雄介。
かつて私は昭和版「赤影」のスタッフに、白影が凧に乗るシーンの撮影のため、東映京都撮影所の屋上から俳優(牧冬吉)を実物大の凧に乗せて吊るしたと聞いたことがある。