突然死を招くケースが増加 “痛くない”心筋梗塞の恐怖

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 ちなみに神経障害が表れるのは、糖尿病を発症して5~10年ほど経過してからだという。読者の中には“心筋梗塞を起こしても痛みもなく、それ以降も普通に生活できるならいいじゃないか”と思う人もいるかもしれない。しかし、それは間違いだ。痛みのない心筋梗塞を起こした人は何も対策を講じないため、死亡リスクが3倍も高くなる。

 では、自分が過去に無症候性心筋梗塞を起こしているかどうかを知る方法はあるのだろうか?

「血液で急性心筋梗塞の有無を調べる迅速キットもありますが、まずは一般的な安静時の12誘導心電図をとることです。計測時間は1~2分程度でOK。本格的な心筋梗塞を起こしていれば、10年前のものでもわかります。軽症の場合は心筋梗塞の特徴が消えてしまうこともありますが、梗塞箇所が残っている間は数年前であろうが、数カ月前であろうが判定できます」

 そのうえで、大学病院などで冠動脈CT検査などの精密検査を受けることだ。

 仮に自分が以前、心筋梗塞を起こしていたことが判明した場合は、どうすればいいのか?

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