日常生活をひと工夫 「マイナス10歳の体」を手に入れる

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(2)加熱調理を減らす…肉や魚を焼くと、いい香りがして表面がキツネ色になる。

「これは、タンパク質、糖質脂質が熱で酸化し、AGE(最終糖化産物)といわれる物質ができるからです。AGEは炎症の原因になり、動脈硬化など体に悪影響を与えます」

 100%避けることは難しいが、可能な限り非加熱食品を取るように意識しておきたい。
(3)よく噛む…昔からよくいわれる「よく噛んで食べる」ことも老化防止になる。

「30~50回ほど噛むことを心掛けてください。食べ物が吸収された時の血糖値の上昇を緩やかにします。血糖値の急上昇は、細胞膜の炎症やAGEの産出につながり、老化を促進させます」

(4)寝る前に水を飲む…人間の体重の60~80%は水分で構成されている。水分が失われていくと細胞の炎症が起こる。血液がドロドロになって血流が滞り、血管を傷つけることにもなる。

「1日2リットルの水分を補給してください。とくに夜寝る前に水を飲むことが大切です。就寝中に寝汗で1リットル近くの水分が失われるからです。明け方に体がカラカラになると、心筋梗塞脳梗塞のリスクが高まります」

 一つ一つは、ちょっとしたこと。それらを毎日積み重ねることが、若さを取り戻す秘訣だ。

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