日常生活をひと工夫 「マイナス10歳の体」を手に入れる

公開日: 更新日:

(2)加熱調理を減らす…肉や魚を焼くと、いい香りがして表面がキツネ色になる。

「これは、タンパク質、糖質脂質が熱で酸化し、AGE(最終糖化産物)といわれる物質ができるからです。AGEは炎症の原因になり、動脈硬化など体に悪影響を与えます」

 100%避けることは難しいが、可能な限り非加熱食品を取るように意識しておきたい。
(3)よく噛む…昔からよくいわれる「よく噛んで食べる」ことも老化防止になる。

「30~50回ほど噛むことを心掛けてください。食べ物が吸収された時の血糖値の上昇を緩やかにします。血糖値の急上昇は、細胞膜の炎症やAGEの産出につながり、老化を促進させます」

(4)寝る前に水を飲む…人間の体重の60~80%は水分で構成されている。水分が失われていくと細胞の炎症が起こる。血液がドロドロになって血流が滞り、血管を傷つけることにもなる。

「1日2リットルの水分を補給してください。とくに夜寝る前に水を飲むことが大切です。就寝中に寝汗で1リットル近くの水分が失われるからです。明け方に体がカラカラになると、心筋梗塞脳梗塞のリスクが高まります」

 一つ一つは、ちょっとしたこと。それらを毎日積み重ねることが、若さを取り戻す秘訣だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋