公開日: 更新日:

「怒り」は自分が正しいと信じている価値観と逆の価値観に触れた時に生まれます。そして無意識に「自分の価値観に変えさせたい、従わせたい」と考え、イライラが増すのです。
 しかし、人の価値観というものは一朝一夕で変わるものではありません。その人が生きてきたうん十年という人生の中で、コンコンと形成された鍾乳洞の太~い石柱のようなもの。これを変えるには、石柱がボキッと折れるほどの大きな衝撃がないと無理なのです。
 そこで、相手を変えようとすることをあきらめ、「相手はこのまま」という前提のもと、「では、どうしたらイライラせずに過ごせるのか?」と考えた方がうまくいくこともあります。

 ある中間管理職のKさんは、新しい部長と合わないイライラから不眠症になりました。Kさんは仕事を一通り完成するまで自分で仕上げたいタイプ。一方、新部長は全て自分で逐一チェックしなければ気が済まないタイプでした。Kさんは途中で経過を何度も報告させられ、細かい修正の指示もしょっちゅうです。そのたびリズムが乱されるKさんはイライラがひどくなり、寝付けなくなってきたのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議