“新基準値”で大混乱…人間ドック、健康診断の賢い使い方

公開日: 更新日:

 それなのに、単純に血圧の新基準値だけをみて、〈自分は問題ない〉と勘違いしている高血圧の患者が続出している。

 来院の際に新基準値が掲載された新聞や雑誌の切り抜きを持参して、〈もう薬は必要ない〉と降圧剤を飲むのをやめてしまったり、それっきり通院しなくなるケースが後を絶たないという。

 東邦大学医療センター佐倉病院循環器科の東丸貴信教授はこう言う。
「それまで降圧剤を飲んで血圧コントロールをしていた患者さんが急に薬をやめてしまうと、リバウンドで血圧が一気に跳ね上がる危険があります。また、血圧はちょっとしたことで変動するため、平均130台に抑えられていた人が薬をやめてしまった場合、瞬間的に180くらいまで上がる可能性もあります」

 新基準値をうのみにして、自分は健康だと勝手に判断するのは危ないのだ。

 世界的に血圧の基準値は「140/90」だという。この数値は数多くの研究や検証を重ねて算出されたもので、日本高血圧学会の基準も同じだ。これを超えると脳卒中心筋梗塞などの心血管イベントのリスクが上がるため、血圧コントロールが必要になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した