食べてやせる「地中海食」は糖質制限より継続率が高い

公開日: 更新日:

 ご飯やパン、麺などの糖質(炭水化物)を制限する「糖質制限ダイエット」は確かにやせるが、挫折する人が多いのも事実。「炭水化物を食べながらやせられる!地中海式世界最強の健康ダイエット」(SB新書)を出したオリーヴァ内科クリニック・横山淳一院長は、さらに一歩進んだ方法を提唱する。

 横山院長は、糖尿病脂質異常症、肥満症など代謝性疾患の専門医で、30年以上、メタボの治療と予防に役立つ食事法を指導してきた。それが、「地中海食」だ。

「地中海沿岸で食べられている伝統食で、オリーブオイルを用いて、野菜、豆、パスタ、魚介類など素材の味を生かす料理です」

 2008年には米医学専門誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された研究で地中海食が取り上げられた。地中海食、低脂肪食、低糖質食(糖質制限食)の3つのダイエット法の効果を2年間にわたって比較したところ、女性で最も効果が高かったのは地中海食、男性では低糖質食だった。

 横山院長が注目したのは2年間の継続率。地中海食が約85%、低脂肪食が約90%、低糖質食が78%と、低糖質食が最も低かった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?