異動シーズンに忍び寄る「昇進うつ」は“変化”を減らして防ぐ

公開日: 更新日:

「昇進直後は気持ちが盛り上がっているので、スタートダッシュをしてしまいがちです。環境が変化したことだけで精神的にも身体的にも疲れるのに、それに気付かずにこれまで以上にがんばろうとダッシュを続けるから、どんどん疲弊してしまうのです。ある程度は部下に仕事を任せ、自分の仕事が終わったら早く帰宅する。しっかり食事をして、6時間以上の睡眠をとるように心がけてください。仕事は家に持ち帰らず、休日はしっかり休む。こうした基本的な対策だけでも効果的です」(奥田医師)

 また、なんでもかんでも自分ひとりで抱え込まないことも大切だ。

 書籍や雑誌を読んでマネジメントの基本を勉強するのもいいが、それ以上に管理職経験者に悩みを相談したり、アドバイスをもらうのがベスト。職種や会社の風土によってマネジメントの方法は千差万別。だからこそ、先輩上司の体験談が“救い”になる。

「昇進うつになる人は、完璧主義者で周囲に相談するのが苦手なタイプも多い。しかし、<最初はうまくいかないのが当たり前>という意識を持って素直に周囲のアドバイスを受けることが、昇進うつの予防につながります」(奥田医師)

 これで、昇進を喜べるようになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」