宿泊プランも ますます高まる「デジタルデトックス」の重要性

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 これらの山は誰でも登れて、スマホなしでも安全だ。だから、登山のレベルを上げるつもりはないという。

「スマホなしで週末を過ごすと、頭を空っぽにできるのがいい。感覚が研ぎ澄まされるのです。スマホがあると、『ここで写真を撮って、SNSにアップして』とか考える。そういうことに意識を使わずに済むと、目の前の人や自然に集中できて、いつもより楽しめるし、食事もおいしい」

■ビジネスリーダーほど持ちたいデトックス意識

 熱海の宿泊施設「櫛稲(クシュナダ)」では、スマホやタブレットなどを預けてチェックインするプランが好評だ(1泊2日2食付きで2万3000円=税別)。お茶や呼吸法のプログラムや温泉などを通じて、ITなしの生活を試す。参加者は20~60代、老若男女問わず、「もっとスローな生き方でもいいと感じた」「デジタルを遮断することで、考え方や行動のクセが分かって、デジタルを一時的に止めることの重要性に気づいた」という前向きな声を寄せている。

「スマホ中毒症」(講談社)の著者で、静岡理工科大物質生命科学科・志村史夫教授が言う。

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