“無添加食品”ブームに専門家異論 「逆に健康損ねる可能性も」

公開日: 更新日:

 実は健康志向の方が、意外に添加物を取っている。というか、避けて通れない存在と言ってもいい。

「添加物はトクホ食品の素材として重宝されています。例えば、『増粘多糖類』には血糖値やコレステロール値を下げる働きがあります。また、知ってもらいたいのが塩分を必要とする食品は無添加によって味が薄くなってしまいます。減塩で『うま味』を出すためには大量の昆布、かつおだしなどを使用しなければならないが、簡単にごまかせるのが『塩』なのです。一般の無添加をうたうレストランで、大量の塩分で味を調整する店は少なくありません。循環器疾患、がん予防のため、減塩が提唱される世の中で、やみくもに無添加にこだわることが、逆に健康を損ねている可能性も考えた方がいいでしょう。現実に高血圧、予備群を含む糖尿病、メタボ、慢性腎炎、嚥下(のみ込み)困難者など約6000万人を超える方々の安全な食をつくるためには添加物は必須です」

 無添加だから大丈夫なのではない。何をどのくらい食べるのかが大事なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?